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『ゆみに町ガイドブック』
2012.01.06 (金)

 ゆみに町在住の作家であるあなたへ。
 ガイドブックを読ませていただきました。ゆみに町という町はあなたのガイドブックで初めて知りました。住みたくなったら手紙を書いてほしい、とあなたは書いていましたね。そこでつい、ペンをとった次第です。
 ゆみに町はどこにでもありそうな、ありふれた町です。
 きっとどこの町にも、デスティニーランドへ通じるドアがあるのです。
 どこの町でも、誰かがきっと、保全処理を黙々とこなしているのです。
 わたしの町のデスティニーランドにはプーさんはいないかもしれない。
 わたしと同じ町に住む誰かにとってのデスティニーランドは、わたしのそれとは違うのかもしれない。
 けれどきっと、デスティニーランドはあるのです。
 わたしのイプシロンは、わたしのデスティニーランドにまるで違った性質を付け加えるでしょう。
 そこでわたしの、プーさんではないプーさんは、まるきり違った体験をするでしょう。
 違っていてもわたしにはわかります。
 記述にしか存在しない町は、どこででも存在できる町なのです。
 こうして手紙を書きながら、わたしはもうゆみに町に住んでいると言っていいのかもしれません。
 いつか見覚えのないアパートの玄関が開いているのを見つけて、
 暗い廊下を進み、半開きのドアノブに手をかけようとしたら、
 そのときあなたの手とわたしの手はうっかり触れあってしまうかもしれません。
 その時あなたは驚いた顔をして、それからわたしに微笑みかけてくれるに違いありません。
 
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【記事編集】 20:25| 国内作家 な行| トラックバック:0| コメント:0Top↑
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