2012年01月/ 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月
 
カレンダー
プロフィール
最近のコメント
最近のトラックバック
最近の記事
カテゴリー
My favorite
ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【記事編集】 --:--| スポンサー広告|
『ミサキラヂオ』
2012.01.10 (火)

 ミサキの一帯だけに届く、小さなコミュニティラジオ、「ミサキラヂオ」。ラジオを通じて交流が生まれるミサキの人々の生活はとても、愛しい。
 誰もが何かを抱えていて、ラジオを通して、何かを発信する。
 投げられた石はどこへ、いつ、届くのか、それは投げた人間にもわからない。
 ああ、ブログも一緒だなあ、と思った。
 誰かに何かを伝える、ということは、どこかへ、自分の把握できないところへ、石を投げると言うことなんだ。

 ミサキラヂオはたくさんの人たちをゆるやかに繋ぐ。
 ラジオが誰かの人生を大きく変えたりはしない。
 けれど、そこから投げられた小さな石の数々は、どこかに波紋を広げ続ける。
 こういう雰囲気、嫌いじゃない。

 けれど、なぜ2050年だったのかはわからなかった。
 なぜ放送が届く時間がバラバラになるのか、その必然性も、わからなかった。まあ、雰囲気はあるけどね…。
スポンサーサイト
【記事編集】 11:57| 国内作家 さ行| トラックバック:0| コメント:5Top↑
『ゆみに町ガイドブック』
2012.01.06 (金)

 ゆみに町在住の作家であるあなたへ。
 ガイドブックを読ませていただきました。ゆみに町という町はあなたのガイドブックで初めて知りました。住みたくなったら手紙を書いてほしい、とあなたは書いていましたね。そこでつい、ペンをとった次第です。
 ゆみに町はどこにでもありそうな、ありふれた町です。
 きっとどこの町にも、デスティニーランドへ通じるドアがあるのです。
 どこの町でも、誰かがきっと、保全処理を黙々とこなしているのです。
 わたしの町のデスティニーランドにはプーさんはいないかもしれない。
 わたしと同じ町に住む誰かにとってのデスティニーランドは、わたしのそれとは違うのかもしれない。
 けれどきっと、デスティニーランドはあるのです。
 わたしのイプシロンは、わたしのデスティニーランドにまるで違った性質を付け加えるでしょう。
 そこでわたしの、プーさんではないプーさんは、まるきり違った体験をするでしょう。
 違っていてもわたしにはわかります。
 記述にしか存在しない町は、どこででも存在できる町なのです。
 こうして手紙を書きながら、わたしはもうゆみに町に住んでいると言っていいのかもしれません。
 いつか見覚えのないアパートの玄関が開いているのを見つけて、
 暗い廊下を進み、半開きのドアノブに手をかけようとしたら、
 そのときあなたの手とわたしの手はうっかり触れあってしまうかもしれません。
 その時あなたは驚いた顔をして、それからわたしに微笑みかけてくれるに違いありません。
 
【記事編集】 20:25| 国内作家 な行| トラックバック:0| コメント:0Top↑
あけましておめでとうございます。
2012.01.03 (火)

 あけましておめでとうございます。ひっそりとブログを再開いたします。
 もうHPの更新はできなくなってしまったので(ホームページビルダーなくしてしまったので)、とりあえず、ここで読んだ本の感想などつらつら綴っていけたらなあと。

 というわけで、2012年最初に読了したのは、ニール・ゲイマン「ネバーウェア」です。

 もう20年くらい前になりますが、大学時代1ヶ月ほど、ロンドンでホームステイしていたことがあります。初めての海外旅行。初めての一人旅。初めてのホームステイ。
 毎日毎日初めてのことの連続で、語学学校がひけると毎日電車でロンドン市街に出て、大英博物館に通い、ミュージカルを観まくり、いろんな国の友だちとパブに行って1杯か2杯のジンライムでお互いにつたない英語で一生懸命会話しました。
 そのときの、ロンドンの空気を思い出しました。
 古くて、いろんなものがごちゃまぜで、なんでもある街だったロンドン。
 縦横無尽に地下を通る地下鉄。
 いろんな臭い、いろんな人種。
 ロンドンならきっと、こんな地下世界はきっとあるに違いない。

 主人公のリチャードは、婚約者と大切なディナーに行く途中で怪我をした少女を助けます。そしてそのことと引き替えに、今まで持っていたすべてを失い、異世界に放り出されます。
 ”開け手”である少女ドア、胡散臭い伯爵、ねずみ語りの君、天使イズリントン、不気味な二人組の殺し屋…かくも「いかにもなファンタジー」の登場人物たちが、ロンドンでは地に足をつけて、確かな質量を持って、存在しています。
 いつか自分の世界に帰りたい、それだけを目標にリチャードは地下世界を旅し、「成長」していきます。

 なんてどっしりとした、手で触れられるようなファンタジー。
 出逢えて良かった、と心から思えるような物語。
 いきなり新年からこんな本を読めるなんて、幸先いいことこの上なし。
 ファンタジーなんてふわふわした綿菓子みたいだ、と思っている、読み応えのある物語を求めるすべての人に、自信をもってオススメします。
 紹介してくださった七生子さん、ホントにありがとうー!!





【記事編集】 14:29| 海外作家 カ行| トラックバック:0| コメント:2Top↑
Now Reading
checkblog list
あわせて読みたい
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
グリムス(gremz)
◆◇◆
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。