『我が悲しき娼婦たちの思い出』。

 G・ガルシア=マルケス『我が悲しき娼婦たちの思い出』の感想をこちらに。ガルシア=マルケスは『百年の孤独』以来2冊目。読みたい読みたいといいつつ全然手をつけていないマルケス作品。今年はちょっとラ米文学も重点的に読んでいきたいと思っているんだけれど、どうなることやら…。

 今回はマルケスがこの作品を書く元になったといわれる川端康成『眠れる美女』も読んでいたので2倍楽しめた。やっぱりこういうオマージュとか、ある作品に触発されて、といったような作品を読むときは、元の作品を読んでおくと全然違うんだよなあと思う。伊坂の『砂漠』を読む前にサン=テクジュペリの『人間の土地』を読んだときも、読んでよかった、と思ったものなあ。といって「押さえるべき本」を押さえないままここまできてしまったわたしのような人間にとって、それってなかなかそれも難しいんだけれど(苦笑)。

 というわけで、読みたいと思っているコニー・ウィリスの『犬は勘定に入れません』も、やっぱり手を出す前に『ボートの三人男』をぜひ読んでおこう、と改めて思った次第。


『草のかんむり』。&カキ三昧。

 伊井直行『草のかんむり』の感想をこちらに。伊井直行のデビュー作。すごくユーモラスで、愛らしくて、わくわくするような作品だった。”魔法使い”によってカエルにされてしまった予備校生の物語(笑)。すっごい粗筋だよなあ。しかも芥川賞候補作だ!

 やっぱり伊井直行は最初から伊井直行だったんだなあ、と思う。


...READ MORE

『愛についてのデッサン』。

 野呂邦暢『愛についてのデッサン 佐古啓介の旅』の感想をこちらに。
 やっと今年の読書記録に入りました(笑)。新年第一弾の読書である本書は、以前『桜庭一樹読書日記』を読んだときに気になった本の一冊。この本を読んで気になる本リストをHPに挙げていたら、七生子さんが送ってくれました〜♪ 毎度毎度ありがとうね、七生子さん(はぁと)。

 みすずから出ているとは思えない、ミステリで味つけした読みやすいエンタメであるこの作品は、それだけでは言い表せない暖かさと魅力とに溢れている。翻訳モノって強烈に素晴らしい作品がたっくさんあるけれど、こういう本を母国語で読めるシアワセを考えると、やっぱり日本の小説も捨てがたい。だってせっかく日本に生まれて日本語で思考してるんだもん♪


『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』。

 シオドア・スタージョン『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』の感想をこちらに。2007年の最後に読んだ本がこれ。はー、これでやっと去年の感想を全部書いたわー、ふう。 スタージョンは今まで奇抜な作品を書く作家、というイメージがあったのだけれど、そしてこの短篇集ももちろん発想が奇抜、という点では同じなんだけれど、読む短篇読む短篇ハートウォーミングな内容でそれがかなり意外だった。こんな作品も書くんだー!みたいな。 やっぱり作家は一冊読んでもわからないわー。

 今年はまだあんまり本を読んでいないので、この調子で行けば早いうちに読んでいる本と感想を書いている本のタイムラグがなくなりそう。なるべくリアルタイムでの更新を心がけたいものですわ(汗)。


『星の見えない夜』。

 伊井直行『星の見えない夜』の感想をこちらに。 というか感想にもなっていない文章で申し訳ないです(汗)。あまりわたしにとって印象の強い作品ではなかったのに加えて感想を書くまで時間が空いてしまったのが致命的。あー、やっぱり感想は読んですぐに書かなくっちゃダメね…。
 伊井作品は今年も引き続き追いかけていく予定。今年のうちに全作コンプリートできるかなあ??


『ゴッドスター』。

 古川日出男『ゴッドスター』の感想をこちらに。古川日出男はずっと追いかけて読んでいて、けれど少し前から何となく違和感というか、わたしの感性からの乖離、みたいなものを感じ始めているんだけれど、この作品もやっぱりわたしには「追いつけなかった」感が漂う作品だった。古川氏のいうところの「スピード」みたいなものに、わたしはもう追いつけないのかもしれない。すっかり振り落とされてしまったのかも知れない。最近の古川作品にはなんとなく「このオレについてこれるかい?」みたいな自意識を感じてしまってそれが鼻につく感じ。作者が透けて見える(ように感じられてしまう)物語は、わたしは基本的に苦手だ。それが確信的なメタフィクション、という場合はまた違うんだけれど。でもせっかくここまで読んできたし、根っこの部分ではやっぱり好きな作家なんじゃないか、という思いも捨てきれないので、きっと次の作品もまた読むんだろうな、とは思う。


『三つの小さな王国』。

 スティーブン・ミルハウザー『三つの小さな王国』の感想をこちらに。 ミルハウザーの噂はときどき聞いていたけれど作品を読んだのはこれが初めて。山尾悠子を思わせるような硬質で透き通った文章で語られるステキに不思議な物語。感情移入してのめり込むように読むのではなく、その世界のキラキラした美しさを愛でるように読む。固くて、冷たくて、人を寄せつけないような美しさにうっとり。


『最愛』。

 ちょっと前のエントリで「去年は壁投げ本にほとんど当たらなかった」と書きましたが、あった、壁投げ本がありましたよ!!(苦笑) というわけで、真保裕一『最愛』の感想を書きましたが、かな〜〜り辛口になってますので、この作品が好き、という方は読まないでいただけると助かります。辛口でも気にしないよ、という方はこちら。わたしはホントに真保作品とは相性が悪いみたいで、今まで数作読んだ中でおもしろかった!と手放しで思えたのは『ホワイトアウト』のみ。なんだか読む作品読む作品で主人公の性格がどうにもこうにも好きになれず嫌悪感を感じたり、女性を異常なまでに神聖視したような書き方に気持ち悪さを感じたり。どの本が好きか嫌いかというのは本当に個人的な感情だし、何にでも相性というものはあるのだから、これはもう、わたしはそろそろこの作者さんとは離れた方がいいんだろうなあ。
 


『秋の牢獄』。

 恒川光太郎『秋の牢獄』の感想をこちらに。恒川光太郎はデビュー作がものすごく好きで、以来すっかり新作が楽しみになった作家さんのひとり。今回も恒川ワールドを心おきなく堪能したわ♪ ぜひぜひ、またステキな物語をよませてもらいたいな。

 お正月からこっち、ちょこっと本を読んでは他のことを…という感じの生活が続いている。昨日まではせっせと冬の帽子を編んでいたりして。本からまったく離れるワケじゃないけれど、どっぷり本ばっかり読むわけでもない、少し余裕のある生活を今年は心がけたい。読書感想はちゃんとマメにアップするようにして、でも図書館本に追われまくってナゼか心があせりまくるようなことにならないようにして。少しこれからは読む本をちゃんと選ばないといけないのかもしれない。ネットなんてやっていると、どうしても読みたい本がどんどん増える一方になりがちなんだけれど、本当にわたしが読みたくて手に取っているのか、それとも周りが盛り上がっているから単に話題においつきたくて手に取るのか、そのへんの吟味を慎重に。読まず嫌いはなくすようにして、けれどなるべく壁投げ本には当たらないように、って、なんだかムズカシイ感じがするけれど、でも実はけっこう自分ではちゃんと、読む前からわかっている気がする。周りに流されないで、背筋をしゃんと伸ばして生きたいわ。もうたいがいオトナなんだし(笑)。


『ドゥームズデイ・ブック』。

 

 コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』の感想をこちらに。圧倒的なおもしろさだった! 正直前半はテンポが悪いというかなかなか読書にノれなかったんだけれど、読み進むにつれてどんどん調子が上がり後半は怒濤の展開。コニー・ウィリス、めちゃめちゃおもしろいじゃないかー! 『最後のウィネベーゴ』もものすごく好きな作品だったので、今年はもっともっと他の作品も読んでみたい。とりあえず次はこの作品と関連があるというウワサの『犬は勘定に入れません』かなあ? でも、読むんだったら『ボートの三人男』をまず先に読んでおいた方がいいかしら。


『仕掛け花火』。

 江坂遊『仕掛け花火』の感想をこちらに。最相葉月によると星新一の後継者として目されていたという江坂遊の、復刊されたショートショート集。たしかに星新一以外のショートショート集って、アンソロジー以外ではなかなかお目にかかれない。『星新一 一〇〇一話をつくった人』を読んで以来気になっていた作品だったところ、七生子さんが送りつけてくれました♪ 七生子さん、いつもいつもありがとうねー!

 今までずっとショートショートといえば星新一、みたいなイメージが頭の中ですっかりできあがってしまっていて、さらに著者はその後継者、みたいな認識でいたので、この本に溢れるノスタルジィとか、土臭さ、暖かさ、そういうものに驚いた。ショートショートに本来、長さ以外の制約なんて何一つないのかもしれない。こういう作家がたくさん出てきてくれればいいのに、と思う一方で、こんな作品を書き続けるなんて普通はできない、というのはよくわかる。けれど最相氏の件の作品は昨年の日本SF大賞も受賞したわけだし、もしかしたらこれからもう少しショートショートが再評価されたり、するのか、なあ?


『地下室の手記』。

 新年早々の感想がくら〜〜いくら〜〜いドス。orz まあ、去年のうちに感想を書かなかったわたしが悪いから仕方ない…というわけで、ドストエフスキー『地下室の手記』の感想をこちらに。 巷でそうとう話題になっているにもかかわらず、初めて読んだ光文社古典新訳文庫。たしかに読みやすかったけど…イマイチ新訳の意義がよくわからなかったりして。新訳って結局、旧訳とあわせて読まないといいんだか悪いんだかわからないなあ。あと100年くらいしたら今新刊で出ている翻訳物も軒並み新訳になったりするのかなあ。そう思うとなんだか不思議。


★2007年マイベスト★

 ええと、松が取れないうちにとりあえず、2007年度のマイベストを挙げてしまおうと思います♪ 今年は読書熱の波がかなり大きくて読むときと読まないときの落差がけっこうあったりしたんですが読了作品はいつもと大して変わりなく150作弱くらい。読んだ本は結構アタリが多く、実りある読書ができたんじゃないかなあと思います。読んだ本すべてがよかったとは言えないけれど、でも少なくとも読んだ後壁に投げつけたくなるような本はなかった、かな(笑)。少しずつだけれど自分の読書傾向も見えてきたような見えてこないような。

 ちなみに2006年のベストはこちらです♪

 というわけで2007年度のマイベスト作品を発表いたします〜。


 


...READ MORE

がっくり…

 夜中にちまちまと去年のベストの記事をまとめていたところ、自分のミスでうっかり全部消去してしまいました。orz
 1時間くらいかけたかなりの長文だったのに…(号泣)。
 うう、立ち直れない。
 今からもう一度書くか、それとも後日改めるか。うわーん!


あけましておめでとうございます。

etonezumimoti15.gif

(画像はわん太の素材屋さんからお借りしました)

 新年あけましておめでとうございます♪
 昨日実家巡りから戻って参りました〜。年末年始はテレビ&ビデオ三昧で本はほとんど読んでませんでした(笑)。今年もマイペースでぼちぼち読書して、ぼちぼち更新したいと思います。 実はまだ去年読んだ本の感想を8作ほど挙げていないので(をい)、とりあえずそれは1月中に大急ぎで書きたいと思います。そして今年はなるべく読んだ本は早めに感想をあげるべく頑張ります〜。

 それとは別に、近いうちに去年のちょろいも的ベスト10も書いてみようかなあと計画だけはしてます、ハイ(大汗)。相変わらずいい加減で適当なサイトですが、まあそれはわたしの性格上今年も直らないことでしょう…。

 なにはともあれ、本選びの何の参考にもならないサイトではありますが(苦笑)、今後ともそれなりに精進したいと思いますので、どうぞ今年もヨロシクお願いいたします(はぁと)。