Date:2006/01/31 20:41
フィリップ・グランベール『ある秘密』の感想をこちらに。しんしんと胸に染み入る物語。読んでいる最中、苦しくなって読むのが辛かった。けして厚い本じゃないのにページがやたら重く感じた。けれど、読むのが苦痛な本ではけしてない。
わたしはこういう、情緒を抑えた、静謐な文章が好きなんだな〜と思う。『彼方なる歌に耳を澄ませよ』を読んだときも、こんなしーんとした気持になったのを思い出した。ストーリーはまったく違うけれど、どちらもその底に流れるものが共通な気がする。クレスト・ブックス、やっぱりいいものを揃えてるなあ…。思わず全部制覇したくなったわ。
まだ1月だけれど、個人的には今のところ今年のベスト10入りは確実な気が。とにかくたくさんの人が読んでくれるといいな。厚くないし、読みづらくないし、次の本屋大賞でこれが大賞に選ばれたりしたら、きっとわたしはもう少し日本を見直す気がするわ!…って、本屋大賞ってもしかしたら日本人作家限定なのか??
Date:2006/01/27 23:03
今夜は月に一度のチャットの日でした。
告知忘れてました…。orz
というわけで、今からチャットルームにて待機します。
もしも気がつかれて、しかも気が向いた方がいらっしゃいましたら
ぜひぜひお気軽に♪
TOPからチャットルームに入れます。(*^-^*)
Date:2006/01/27 21:11
三崎亜記『バスジャック』を読了。感想は…えーと、すみません、かなり辛口。それでもいいよ!怒ったりしないから!という方はどうぞ、感想はこちら(苦笑)。感想を書き上げてから、なんでこんなに辛口なんだろう…と自分なりに考えてみたのだけれど、それはズバリ「期待しているから!」だ。そうなんだ、期待しているんですよ皆さん(笑)。だって発想はズバ抜けてスゴイものがあるんだもん…。
Date:2006/01/26 22:55
サン=テグジュペリ『人間の土地』の感想をこちらに。『星の王子さま』以外のこの著者の作品を読んだのはこれが初めて。mixiのお友達が「伊坂幸太郎『砂漠』を読む前によんでおくといい」と言っていたので図書館から借りてきた。閉架から出してもらったのだけれど、紙が真っ黄色の上、当然バーコードもISDNもナシ。裏に¥140と書いてあって軽く衝撃を受けた(笑)。ちなみに昔なつかし貸し出しカードが後ろについていて、一番最初の貸出日は昭和49年7月13日でした。
古いだけあって活字が小さい! 読みづらい! と思ったけれど、中身は圧倒的だった。ああ、こういう真っ当な文章って、今どきなかなか読めないよな…というくらい、真っ当で、真摯で、高潔。あらためて人間・サン=テグジュペリに思いをはせた。ああ、『星の王子さま』で満足してないでほかの著作を読まなくては。それから、あらためて『星の王子さま』も再読してみたい。『人間の土地』を読んでから読み返したら、今まで見えなかったものが見えてくるような気がするわ…。
Date:2006/01/25 12:35
恒川光太郎『夜市』の感想をこちらに。うわー! これがデビュー作だなんて驚異的。さすが日本ホラー小説大賞受賞作、レベルの高さが違うわ〜。恒川光太郎は今後大注目作家に決定! 直木賞を逃したのはまあ仕方ないとして、これからバンバン素晴らしい作品を書いてくれるのでは…。できれば次はガラッと雰囲気の変わった作品がいいなー。でもこの雰囲気も捨てがたい(笑)。
とにかく、未読の人は今すぐにでも読んで欲しい。おもしろさは保証しますわ!
Date:2006/01/24 12:54
クリストファー・プリースト『奇術師』読了。早川の<プラチナ・ファンタジィ>シリーズの1冊にして96年世界幻想文学大賞受賞作。いやー、読んでよかった! 最初ナゼかミステリだと思いこんで読んでいて動揺したのは内緒にするとして(笑)、読書の醍醐味を感じさせる一冊。これは同じく<プラチナ・ファンタジィ>シリーズの『魔法』もぜひとも読んでみなくては!!
それにしてもライブドアショック。わたし、ここしかブログは持ってないんですが、なくなったりしないよね、ね、ね?(涙目) ライブドアは使い勝手&デザイン的に一番好きなんだけどな〜。引越なんてしたくないよう。
Date:2006/01/22 23:56
石持浅海『BG、あるいは死せるカイニス』の感想をこちらに。設定のあまりの突飛さにぶっ飛び(笑)。だって人間が全員女性として生まれてきて、出産を経た女性の一部のみが男性に性転換する世界ですよ? よくそんな設定考えるよなあ…。 そんな世界観の中で、描いてあるのはSFではなく純粋なミステリ。まあ、この世界ならではの謎が隠されているわけだけれど。
でも、読んでいる間はとっても愉しめたわ♪ きっちりとミステリでしかもミステリ界の常識を覆すような作品だった『扉は閉ざされたまま』よりもむしろ個人的にはこっちの方が面白かったかも(笑)。
さて、月曜日からは長かったちょろぴよの冬休みがやっと終わり、新学期の始まり。はー、ようやく(少しは)平穏な毎日が戻ってくるわ〜(笑)。
Date:2006/01/21 02:15
ダニエル・キイス『タッチ』の感想をこちらに。うーん、おもしろくなりそうだったのになんだか中途半端に終わってしまった印象。やっぱり『アルジャーノンに花束を』が名作過ぎたのか…。あ、個人的には『24人のビリー・ミリガン』も衝撃的だったけど。とりあえずその2作には及ばない作品だと思うわ…。
Date:2006/01/20 21:13
今話題の芥川賞作家・絲山秋子の『ニート』の感想をこちらに。ああ、わたしと絲山秋子との出逢いはどうやら不幸に終わったらしい…。生理的にどうしても合わなかったわ〜(涙)。この作品、どうやら世間ではかなり評判がいいようですが、ま、わたしはだいたいマイノリティですから!
でも、なんだかこれで終わらせてしまうのはいかにも口惜しいので、そのうちにほかの作品にもぜひ挑戦してみるつもり。ほかにも話題作のたくさんある作家さんですもんね。きっとわたしに合う作品だって見つかるハズ…と信じたい(笑)。
Date:2006/01/19 10:55
西條奈加『金春屋ゴメス』の感想をこちらに。新人作家の作品だというのに、第17回日本ファンタジーのベル大賞受賞作、ということでついつい点が辛くなってしまったわ(汗)。だってそれだけこの賞には期待しているんだもの〜〜! なんて言いつつ、たいして歴代受賞作を読んでいるわけじゃないのだけれど。今年はファンタジーノベル大賞受賞作を追いかける、というのもよさそう…♪
でも大賞がこれだと、今図書館に予約中の、優秀賞受賞にもかかわらず賞を辞退して話題になった『愛めぐる奇妙な告白のためのフーガ』に対する期待もちょっとしぼんできたわ(苦笑)。まあこちらは元々あんまり印象がよくないんだけれど。でも、読んでみもしないで印象だけで語るのはよくない!ということで、とりあえず、回ってきたらちゃんと読んでみまする〜。
Date:2006/01/18 21:35
お友達のちょきちょきさんに貸していただいた重松清『その日のまえに』の感想をこちらに。ちょきちょきさん、ありがとう!! でもごめんね、わたしにはちょっとベタすぎたよ…(笑)。
感想を書いていて気がついたのだけれど、『流星ワゴン』を読んだのってずいぶん前だったのね…。感想がアップされてないということは、HPを始める前に読んだのか。あの話もかなりベタだったわ。「過ぎたことはもう変えることはできない」という設定はかなり好感をもったんだけれど。あの作品もわたしは世間で絶賛されるほど好きではないのだけれど、それは何故かというと最後の男の子の選択がすごくイヤだなーと思ったから。
で、『その日のまえに』を読みながら『流星ワゴン』のことをつらつらと思い出していて、ふと思ったのは、この作者は結構「死」を美化しているような気がするな…ということ。いや、ちゃんと悲しいこととして「死」を描いていて、大切な人を失ってそれでも前に進んでいく、その切なさと前向きさをちゃんときっちり描いているんだけれど、でもなんだか「死」が美しい感じがしてしまう。そんなことを考えてしまうのはわたしがひねくれ過ぎているからだ、というような気もするんだけれど。
うーん、うまく書けないな…。
美しい「死」を描くこと自体は全然抵抗があるわけじゃないんだけれど。その証拠に津原泰水『綺譚集』にはシビれまくったし(笑)。
ちょきちょきさんからは近いうちに今度は『疾走』を貸してもらう予定(はぁと)。こちらはずっしり重いテーマらしいので、ちょっと期待してたりして♪
Date:2006/01/17 23:18
芥川賞・直木賞が発表に。芥川賞は絲山秋子氏、直木賞は東野圭吾氏。やったー!!ついに東野氏が直木賞を手に! 特別東野圭吾の大ファン、というわけでないわたしも、今回の受賞は本当に心から嬉しい。淳ちゃん、本当にありがとう(笑)。
『白夜行』で取れなかったのは本当に残念だけれど、今回の場合『容疑者X』もけして過去の候補作にひけを取ってないのが余計に嬉しいわ(ちなみにわたしの感想はこちら)。
あー、直木賞でこんなに舞い上がるなんて初めての経験(笑)。わたしが賞をとったわけじゃないんだけどな(爆)。
Date:2006/01/17 23:11
藤谷治『おがたQ、という女』の感想をこちらに。なんとも不思議な読み心地の作品だった。個人的にはかなり好き。「」のない独特な文章がだらだら延々とラストまで続いていく、その微妙な脱力ぶり、さらにそこで語られる結構シリアスな現実、そのギャップが妙にハマる。読み終わった後は少しだけ切なくなった。
Date:2006/01/17 08:20
村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』の感想をこちらに。
この本はたしかpicoさんがオススメしてくださったんだけれど…えーと、わたしにはちょっと難解でした(^-^;)。村上氏の作品は、どうも直接わたしの心に響くことが少ないのよね…。読んできたほとんどの作品を、すごくおしゃれで、きれいだなとは思うんだけれど、その奥にどうも隠されていそうなものが見えそうで見えてこない、みたいな。『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』は大好きな作品なんだけれど、その作品すらわたしには全貌が見えていないような気がするし。
特に今回は阪神大震災が収録短編すべてに通じるモチーフになっているのだけれど、そのどれもが震災を間接的に描いていて、なぜ震災なんだろう、という疑問が拭えない。いや、直裁に書いたらいい、ということではないのだけれど。なんだかちょっと敗北感(苦笑)。
Date:2006/01/16 09:25
や、一週間ぶりの更新(大汗)。今年はマメに…と思っていて1月からこれかよ!というツッコミはお手柔らかに(笑)。読書は宣言通り、マイペースでぼちぼち読んでいるのだけれど、近頃またまたネット熱が低下気味で感想も溜まり気味になってしまったのよね…。そろそろ読んだ本の記憶が薄れてきちゃうよー。というわけで、一週間ほど前に読了した辻村深月『凍りのくじら』の感想をこちらに。えーと、かなりキビシイかも。自覚してはいるんだけれど、個人的な理由で(苦笑)ついつらく当たってしまった面が…。辻村氏の作品に関しては、今度は違う作品を改めて読んでみるつもり。
Date:2006/01/10 19:16

ジェレミー・ドロンフィールド『サルバドールの復活(上・下)』の感想をこちらに。めちゃめちゃ独特な物語。ゴシックホラーに青春小説に恋愛小説に実験小説、そしてユーモア小説がぜんぶごった煮になったような作品で、読み進めば読み進むほど読者は混迷の中にたたき込まれ、後半明らかになる事実にはもう愕然。いったいこの物語をどう消化すればいいのやら…。個人的にはキライじゃないけれど、これは好き嫌いが分かれそうだなー。でも、以前話題になった『飛蝗の農場』はぜひとも読みたいと思った。
ところで今年から、本棚をジャンル別に分類するのはもうキッパリとやめることに。だってなんだかジャンルの曖昧な本がいっぱいあっていつも分類に悩むし、しかも後で感想を探すときに、自分がその本をどこに分類したのか全然わからないんだもんっ(泣)。これからは読んだ順に番号を振ってどんどん並べていくだけにすることに。著者検索があるから、もうそれでいいんだい!(開き直り)
Date:2006/01/08 23:43
鳥飼否宇『痙攣的』の感想をこちらに。実はこの本を読んだのは去年の年末なんだけれど…なんだか、最後の最後にスゴイの読んじゃったなあ。この締めくくり方はどうなんだ、自分。ある意味『虚無への供物』以上のアンチ・ミステリじゃないか。いや、アンチじゃなくてミステリだけれど。これをミステリと呼ぶならば…。
個人的にはかなり好きなんだけれど、この本を好きだとキッパリ言い切るのはちょっと躊躇いが残る独特の作品。心の狭い人は読まない方が得策、かも…(笑)。
Date:2006/01/08 16:32
そろそろお正月気分も消えた今日この頃。今さらですが2005年のマイベストを。かな〜〜〜り出遅れた感はあるけれど、せっかくなので久しぶりにたらい回し企画にも参加いたしますっ。19回目を迎える今回の主催者はSukuSukuPu-sanのmort_a_creditさん。お題が2つ出ていたのですが、そのうちのひとつがズバリ「Ver.A「2005年に読んだベスト本」」。mort_a_creditさん、非常に遅い参加ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします♪
ちなみに2005年に読んだ本は全部で163作。今年は家探しやら引越やら、前半のうちはバタバタしてたしなあ。本読みのみなさんの中では少ない方かと思います。けれどその少ない中で、ベストを決める作業は悩みに悩みました。結局、10冊に絞りきれずに15冊。多分それだけ、作品数以上に実り多い読書だったのかなあと思います♪ 今年もたくさん、素敵な本に出逢えますように。
というわけで、わたしのベストはこちらです〜。
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Date:2006/01/05 09:03
134回芥川賞&直木賞候補が発表になりましたな。
・芥川賞候補作
「ボギー、愛しているか」伊藤たかみ(群像12月号)
「沖で待つ」絲山秋子(文学界9月号)
「銀色の翼」佐川光晴(文学界11月号)
「vanity」清水博子(新潮10月号)
「どうで死ぬ身の一踊り」西村賢太(群像9月号)
「クワイエットルームにようこそ」松尾スズキ(文学界7月号)
うーーーん、未読の作家さんばかりでコメントしようがない。orz 清水博子は『カギ』のみ既読。
・直木賞候補
『死神の精度』伊坂幸太郎(文藝春秋)
『あの日にドライブ』荻原浩(光文社)
『蒲公英草紙』恩田陸(集英社)
『夜市』恒川光太郎(角川書店)
『容疑者Xの献身』東野圭吾(文藝春秋)
『ハルカ・エイティ』姫野カオルコ(文藝春秋)
うわ〜〜〜〜〜こっちはキタキタ!!って感じ(笑)。この中で未読なのは『あの日にドライブ』と『夜市』。夜市は図書館に予約中だけどまだ回ってこない…。
恩田陸は蒲公英よりも『ユージニア』で候補になってほしかったなあ。でも、ユージニアだったら落選必須か(笑)。あれ、もうユージニアって前回候補になったんだっけ…? 鳥頭につき覚えてない…。orz
毎回言っているような気がするけど、今度こそ東野圭吾でどうよ!? 確かに石神は「愛のエリート」とはほど遠いけれど、お願いしますよ〜〜〜>淳ちゃん!!
選考会は17日。ドキドキ。
Date:2006/01/03 22:30
2006年となりました。
今年もだらだらとマイペースにやっていきたいと思います(笑)。
いつもいつもいい加減なわたしにおつきあいくださるみなさま、ありがとうございます。
去年は引越やらなにやらイベントが多く、読書ペースも若干落ちてとほほな感じでしたが、今年は決意も新たに読書ペースは落とす所存です!(笑)。もう少し本を読む以外にやることがあるだろうわたし!
2005年の年間ベストは近いうちにアップするつもりです。
どうか今年もよろしくお願いいたします(はぁと)。