『笙野頼子三冠小説集』。

 笙野頼子『笙野頼子三冠小説集』の感想をこちらに。

 今年閉鎖した某SNS読書会の最後の課題本。最後にふさわしい作品だった、と思う。わたしは笙野頼子はまだまだ読んでない作品がたくさんあるのだけれど、いくつか読んで思うのは、読むのに本当にパワーがいる作家だ、ということ。なんというか、ありったけの力で、なりふり構わずにぶつかってこられるような迫力がある。不用意に読むと吹っ飛ばされる。精神力がダウンしているときにはわたしは読めないな、と思う。それだけの力がある作家なんてめったにいない、んじゃないかな。


『私の男』。

 桜庭一樹『私の男』の感想を書きましたが、あまり好意的な感想とは言えません(苦笑)。それでもダイジョブ、という方はこちらから。

 直木賞受賞ですっかりメジャー作家な桜庭一樹氏だけれど、もしかしたら、わたしには合わない作家さんなのかなあ、と思う。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』はスバラシイ!!!と思ったのに…。

 北海道は今週に入って連日の夏日。32度だった昨日はちょろぴこのお友達親子6組で大通のビアガーデンに行ってきました♪ ビアガーデンと子どもの水遊び場が隣接しているので、子ども達を水着で遊ばせ、お弁当を食べさせ、傍らで母親はビール三昧。w お天気のいい昼間に飲むビールってなんでこんなにおいしいのかしら。 32度とは言ってもこちらは湿度が低いので、木陰は本当に気持ちよくって、子ども達は大はしゃぎでいつまでも遊んでいるし、オトナたちはおしゃべりが止まらないしでw、気がついたら午前中から夕方6時まで芝生の上に。 昼間ガラガラだったビアガーデンは帰る頃にはびっしりと満席になっていました。

 帰ってからは慌てて夕食を作り、汗まみれの子ども達をシャワーに突っ込み、酔っぱらいでヘロヘロになりながら我ながら頑張った。w お布団に入って子ども達はあっと言う間にバタンキュー。そしてわたしも10時前にはバタンキュー。w


『戦争の法』。

 佐藤亜紀『戦争の法』の感想をこちらに。

 読むのに2週間。正直すんごく読みづらかった。でも、それは密度の濃さゆえの読みづらさなので、どっちかというとわたしに非がある、と素直に思える。そして、時間をかけて本を読むのはけして、悪いことじゃないハズだ。しかし、この前に読んだ上下巻は1日で読めたのになあ(苦笑)。

 なんでこれが絶版なんだろう。ブッキングで復刊したらしいけれど、今みたらそちらも新品では入手できないみたい。どんどん新しい本が溢れるこの世界で、いい本もそうでない本も、等しく埋もれていくんだなあ、と思う。ここ数年で出版された本のうち、100年、200年後に「古典」って呼ばれる本ってあるのかな。わたしが今手に取る「古典」は、年月を経てなお読み継がれる価値のあった作品なんだろうな、って思えるけれど、未来の「古典」はそういう作品にちゃんとなりうるんだろうか。

 案外、「セカチュー」と「ハリポタ」が古典になってるのかもね…。


『トリエステの坂道』。

 ずっと気になっていた須賀敦子を読む。感想はこちら。や、予想通りというか、評判通りというか、とにかくもんのすご〜〜〜くよかった! こういうのが本当の「上品」ってヤツだなあ、と思う。育ちの良さというか。本当に育ちのいい人は人に対してすごく暖かく、余裕を持って接することができるんじゃないか。どんな状況に陥っても。そんな風に思うのは誤解なのかもしれないけれど。
 とにかく須賀敦子はわたしにはそういう「育ちの良さ」を感じさせる。文章に品がある。逆立ちしてもマネできないなあと思う。だからといって「別世界の人間の話よね、フンッ」って風にならないんだよなあ。わたしもかくありたい。絶対そこまでいけないとしても、そういう矜持は持っていたいな。
 ヤバイ、褒めすぎて自分でも気持悪いわ。w


『下山事件最後の証言 完全版』。

 なんか昨日更新したときからブクログの画像が×印になっちゃうんだけど…なんでだ…。

 まあそれはおいといて、柴田哲孝『下山事件最後の証言 完全版』の感想をこちらに。ちょうど某SNSの読書会の課題本になったので、以前ハードカバーで読んでいたのだけれど大幅加筆修正したとウワサの文庫版を読んでみた。読んでみたけれどハードカバーを読んであえて文庫も読み直す意味は、あんまりなかった気がするわ…。

 これを読んでからもう1ヶ月以上経っちゃっているのだけれど、わたしは下山事件に関しては、だんだんと自殺説に傾きつつある。いや文献なんてほとんど読んでいないし、しかも自殺説に基づいた本にいたっては一冊も読んでいない分際で何を言ってるんだ状態ではあるのだけれど。でも人間、「○○は実は偶然の事故だった」というハナシよりは「○○は誰もが知っている某人物を黒幕とする陰謀だった!!!」みたいなハナシの方がセンセーショナルでおもしろい、と思ってしまうものだもの。これから下山関連でまた本が出るようなことがあっても、きっとそのほとんどは他殺説を採るんだろうな。だってその方が売れそうだし!